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材料表面の摩擦摩耗(トライボロジー)特性を制御して省エネルギー
「低摩擦損失高効率駆動機器のための材料表面制御技術の開発」 (2002〜2006年度)

 本プロジェクトは、経済産業省の「革新的温暖化対策技術プログラム」の下、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の委託研究として、JRCMを代表委託先とし、民間会社6社、産業技術総合研究所、大学等が参画しています。(1)自動車用ベルトCVT(無段変速機)、(2)液圧機器(水圧機器)、(3)発電用蒸気タービン軸受の摺動部におけるエネルギー伝達効率、摩擦損失を改善し、エネルギー消費の削減を図ります。

・材料表面の機能制御
駆動機器のエネルギー効率には、摺動部の摩擦・摩耗という材料表面の機能に係る特性(トライボロジー特性)が重要であり、摺動部材料の機能性に注目した研究開発を行います。

・トライボシステムに対応した材料開発
摩擦係数、耐摩耗性、耐焼付き性などのトライボロジー特性は、材料、環境等からなる一つの系(トライボシステム)の属性であるため、素材、部品、機器システムにわたる開発を、機器及び関係する材料、部品、潤滑油等の技術を一体として推進します。

・摩擦摩耗現象の解明
駆動機器の摺動部は、表面が関わる複雑な物理化学反応が摩擦摩耗に影響します。本開発では表面分析、接触解析、等を統合して材料表面のミクロの現象と機器のマクロの特性との関連の理論的裏付けを行います。

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